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永住するものだから墓地は慎重に選ぶ

人が死んだあとにはお墓に入ります。どこに入るかあらかじめ決まっている場合はいいのですが、そうでないのなら、できるだけあらかじめ決めておいたほうがいいでしょう。残された人たちのためにも、準備しておいたほうがいいことが多いのです。墓地を選ぶメリットとしては、まず立地条件を選択できるということがあります。墓地というのは通常、埋葬されてしまえば終わりというものではなく、残された家族が、最低でも1年に1回はお参りに来るところです。その観点からすると墓地があまりにも不便なところにあっては、来ることもままなりません。また設備面も考えなければなりません。年老いた伴侶が残された場合などは、もし急斜面や階段の上にお墓が建ってしまったらお参りのときに苦労してしまいます。また水道の設備が不便であれば、掃除も行き届かないというケースも考えられます。

あらかじめ、そんな不具合がないかをチェックした上で、自らが入る墓地を選んでおきたいものです。できれば家族にもその場所をしっかり知らせておく方がいいでしょう。生前に自らが葬られる場所を確保しておくことは、精神面の安定というメリットだけでなく、実用面でもその恩恵があります。それは相続税の軽減です。仮に自分の死後に墓地を購入するとなると、まず遺族は相続税を支払った後に、お墓を買い入れることになります。その費用は当然のことながら全額自己負担となります。しかし生前に購入していた場合、これはある種の財産なのですが、相続税が一切かかりません。つまりその分だけ税金を節約することになるのです。このように生前に買っておくお墓の事を寿陵と言います。死ぬ前から死んだ後のことを考えるのは何となく縁起でもないと感じる人もいるかもしれませんが全く反対です。これは古来から縁起のいいものとして知られているからです。昔の貴人たちは死ぬ前から自分のお墓を建てて長寿を祈っていたのです。日本に残されている古墳の多くは、生前から建設が始まったものと言われているのです。何よりも生前にお墓を確保しておくことは、残された者の煩わしさを軽減するという効果があります。

どこに死者をお祀りするかというのは、残された者にとっては悩ましいことだからです。あまりにみすぼらしいところであれば、世間体も悪いですし、かといって豪華な墓地では経済的な負担が多くて困ってしまうことになります。そんな悩みを解決するためにも寿陵を立てておくことは賢い選択と言えるのです。

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